TrumpじゃなくてTrampの話
emacs 26.1 の更新項目をみていたら、TRAMP で Google Drive 云々とあった。TRAMPってなに?なレベルなので、ぐぐってみたらリモートホスト上のファイルをSSH等でアクセスするものらしい。
ほう。
読んでいると結構便利そう。なので試してみた。
emacs でC-x C-f でファイルを開く。その時に
/ssh:username@hostname:file_path
で指定すれば良いらしい。/sshは /scpやら/sftpでもいいのだけど/sshが軽いらしい。すべてらしいなのだが、やってみる。Linuxだと.ssh/conf のあたりの設定をちゃんと反映してくれるので、エイリアスも使えてとても便利。
ファイルPATHを覚えていないとだめなんじゃ?と思いきや、タブ補完も働く。一度開いたファイルから別のファイルを開きたい時にはリモートディレクトリが起点になっているので、いちいちホスト名等を入力し直す必要もなし。
これって、結構便利なんじゃ?
こんなに便利なものならば gnupack で入れた emacs on Windows で使えれば、ファイル編集のみならsshターミナル必要ないんじゃ?とおもいきや・・・なにかssh クライアントが必要そう。 PuTTY w使う場合が示されていたりするのだけど、MobaXtermでは?
いや、しかし MobaXterm で Cygwinベースの emacsを入れてしまうと、実は結構簡単にできちゃう?
とはいえど、どうやら世の中は Window Subsystem for Linux が結構幅をきかせているようだし、そっちで emacs + ssh を動かして、リモートホストにつなぐのがいいような気がしないでもない。
Windowsから使うとすると X window server をどのような動かすかがキモなので、また別の話になってくるかもしれないけれど。
Tramp は使えそうなやつという話。
Chromeでアプリ化(ころころかわって大変だ)
10周年バージョンがリリースされて、評判が良かったり悪かったりするChromeです。最近はどのブラウザつかっても、体感的に大差ないらしいのでChromeにこだわる必要もないのですが、Googleのサービスを使うならChromeか?ということで、基本Chrome使い。
ショートカットを作って、--app で指定してアプリモードでいろいろ使ったいたわけなのだが、Chromeから簡単にショートカットを作れるようになっていたので健忘録。
メニュー⇒その他のツール⇒ショートカットを作成
を選択して、「ウィンドウとして開く」にチェックボックを入れるだけ。これでのぞみのショートカットアイコンがデスクトップにあらわれます。
マニュアルでおこなうよりもこちらのほうが良いことが一つ。サイトのアイコンを、ショートカットのアイコンにしてくれる様子。これを手作業でやると見かけの同じアイコンがたくさんできて本当に分かりづらい。
ショートカット作り直さないと。
GMailのようにメールボックスの未読数をWebアイコンに反映させるような場合には注意が必要。出来たショートカットアイコンは作成時のアイコンをベースに作るようなので、意味のない数字が・・・・
PostScript とフォントの話
LaTeXで文章を書いている。絵を入れたい。LaTeXのコマンドでお絵かきできるのだけど、大変なので他のお絵かきツールを使いたい。環境が古いのでEPSでイメージを出力して、graphicx で挿入する。
ここまでは全く問題ないのです。ツールはいろいろなものがあるでしょうが、今はROOTで作図したもの。グラフを作って、その結果を取り込むと思ってもらって問題ないです。
しかし、ここで一つ要求が生まれたとしよう。なにかというとLaTeX中で使われているフォントと、図中のフォントを統一したい!という要求。
別になにも不思議ではなくて、例えば本文中に 「x軸が・・・」という文章があったとして、図中の 「x」 とフォントを一緒にしたいでしょう?という事。まったくまっとうな意見で、ぜひそうしましょうという事になるのだが・・・・
大きな問題は LaTeX中で標準的なフォントが Computer Modern Font というもので、これはウィンドウズ等で使われるTrue Typeフォントとは別ものである事。そして、ROOTの方のフォントというのは、ROOTの中で指定できる限られたものしかない事。限られたといえども標準的な欧文フォントであるので、Times、Hevlatica等がそれにあたる。
欧文セリフフォントとしては Times が該当するので、LaTeXの方をTimesで書いてしまえば話が一番はやいわけで、LaTeX中でつくるPDFにTimes指定で文字を入れるのはできそう。
しかし、この文章、今書いているものはある文書の一部であって、勝手にここだけフォント変えますねというわけにも行かない。
そうするとROOTでComputer Modern Font を指定できればいいのだけど、前述の用にそういうわけにも行かない。ROOTで二バイト文字を扱えないのも同じところに原因があるようなのだけど、自分の好きなフォントを指定できるというものではないらしい。
うーん困った。簡単な方法としては、ROOTでPNGにでも出力しておいて、ドロー系のソフトで編集。EPSをイラストレーター等で編集なのだろう。でも今手元にイラストレーターがない(インストールすれば良いのだけど)。
で、やった事。
- Computer Modern Font のTrue Type Font版をインストール(CPANからダウンロードできます。今回は CMU10.ttf をインストール)
- イラストレーターではなくてAcrobat Proで開く。念の為PDFに変換しておく。
- Acrobatのテキスト編集ツールでフォントを cmu10 に変更
- EPSで書き出し
一応これで、図中の文字も Computer Modern Font になったはず。x は違いがわからなくなったのだが、数字の 2 がなぜか違う・・・・もう気にしない。
ROOT on CentOS7
ROOTのお話。特になにかしたというわけではないのだが、やはり独自にビルドが必要なのかな?という話。
CentOS7をインストールして、epel も有効にして、ついでに RPMfusion も使う事にして、大概のソフトはパッケージ利用で対応できるようになっている。Fedora等にくらべてCentOSは保守的で、gcc もデフォルトだと 4.8.5 だったり、 cmake も 2.? だったりするわけなんだけど、cmake は cmake3 というのを入れれれば良く、今のところ深刻な問題にあっているわけではない。
最新を追う必要もないので、あまりに古すぎなければ良い。なるべくパッケージを使いたいのはサーバーメンテの労力を極力省くため。なので、ROOTもパッケージ化されているものを使いたい。とりあえずは最新トラックをフォローしているようなので、ぜひそうしたい。
ところが、ROOTから使えると嬉しいなというものの一つに Pythia6 がある。同名のものに Pythia8 もある。8の方は多分問題ない。パッケージに入っている。きっとROOTから利用するためのライブラリもパッケージになっているはず。
でも、6は違う。レポジトリにない。6も使いたい場合は Pythia6 のインストール、ROOTもPythia6サポートを有効化してビルド・・・しなくていいならしたくないなぁ。
という戯言。
NIS, NFSv4, automount
いまさらの感はあるのだけど、NIS+NFSでユーザー管理&ディスク管理をしてみた。前につかっていたのは15年近く前だし、その当時からNISよりもLDAPへの移行がすすめられていたけど、とりあえずNISで。
サーバー: Scientific Linux 6.9
クライアント: CentOS 7
の組み合わせ。将来的にはSL6をCentOS7に移行したい所。
まずは慣れ親しんだ NFSv3 で動かしてみた。しかしLockingで問題が。もともとGNOMEグラフィカルログインで問題がでる事は経験済みだったのだけど、Atom Editor、PyCharm等のソフトでも同様にファイルロックの問題発生。
で、NFSv4で運用してみた。idmapd 等いろいろあるが、結果として問題解決。グラフィカルログインは試していないが、Atom、PyCharmは問題なく動く様に。
yppasswd でなぜかパスワード変更できない問題が発生したが、こちらもなんとか動く様に。さて、すこし動かして様子をみてみよう。