もうすぐ読み終わりそうな本

「マリアプロジェクト(楡周平)」読んでいます。実際にありそうな話なのが恐ろしい。とおもうのだが、実際恐ろしい話なのだろうか?ファームで育成される人は果たして人か?牧場で飼育されている動物達、食用目的で、彼らは動物か?

食用に飼育・養殖されているものを解体する人々は果たして、同様に愛玩動物を解体できるのか?多分出来ないのではないだろうか?つまり環境というのは非常に精神・感情に影響を与えやすいものであるが故に、目に触れない形でシステムが成り立てば、マリアプロジェクトだって意外に受け入れられるものなのではないのか?

と考える自分の方が恐ろしいのであった。

マリア・プロジェクト (角川文庫)