読んだ本

奥様はネットワーカ森博嗣)」「Twelve Y.O.福井晴敏)」です。

奥様はネットワーカですが、ちょと変わった形式ですね。各章を短くきって、登場人物毎に物語を展開していく。地の分を効果的にいれながら、話が展開していく。森博嗣ぶしがあまり好きでない人には、少々独り語りがつらいか?新書判を読んだのですが、紙が良質な分、ページ数が少なめのような気がしますね。カラーの挿絵があるのは小説になじみのない人には良いのかもしれません。ネタバレにならないように気をつけると、よくあるテクニックで読者をミスリードしているわけですが、章構造、文構造との相乗効果で楽しめる話になっています。

Twelve Y.O.は知らずに読み出していたのですが、亡国のイージスのプロローグにもなる話なのですね。こちらを最初に読んでおいた方がよかったのかしら?

奥様はネットワーカ
Twelve Y.O. (講談社文庫)