読んだ本

イニシエーション・ラブ





「イニシエーション・ラブ」タイトルは聞いたことがあった。「乾くるみ」聞いたことあった。でも読んでいなかった。

ひさしぶりに、2度読みした本になった。やられたなぁ。タイトルからも「恋愛小説」。恋愛小説じゃないか?というと、たしかに恋愛小説なわけだが、うーん。おもしろい。30〜40代にとっては、そもそも章のタイトルだけだって、おおっって感じでおもわずにやにやのめり込むってもので、前半部分ってのはだれしも経験があるっていうか、ほろ苦い思い出だってあるわけで、純粋に「恋愛小説」として楽しんじゃえ。実際楽しめる。この「恋愛小説」アレルギー的なものがある私だって。

帯とかで、最後の2行が云々ってあるけど、個人的にはそこまで親切にならなくてもいいんじゃないかなぁ、って思いますな。出来れば2周完走したくらいで、「完璧にやられたぁ〜」ってな位でもいい感じ。ミステリー初心者や殺人事件嫌いのミステリー嫌いにはちょうどいいのかも。「どちらかが彼女を殺した」なみにつきはなしてもいいんじゃないかなぁ?ってね。

でもこれ、マジでおすすめ。


野球の国光文社文庫




エッセイね。先日の「エーゲ海の頂に立つ」は紀行だったわけだけど、今回もある意味「紀行」かな?野球好きな著者が東京の暮らしからはなれて、いろいろな「地方球場」に「野球」を見にいくって話。私の親父さんも野球すきでねぇ、愛知の岐阜よりのほうに暮らしていたわけですが、岐阜出身の著者ごとく、地元の高校野球からウエスタンリーグから、まぁ「野球」がすきな訳です。贔屓は中日なんだけど、親父さんも、結構喜んでこの本なら読むかなぁ?読書なんてかなり縁遠い人だが。

野球はいいなぁ、ってやっぱり思える1冊ですな。で、ベストセラー作家なのに、1ファンとして純粋に野球を楽しんでいるところにとっても好感が持てるというか、自分だったら取材っていって、もうちょっと近くにいきたいなぁ、なんて思ったりして。


きみとぼくの壊れた世界講談社ノベルス





久しぶりに「西尾維新」よんでみた。

よくも悪くも「西尾」節健在だね。(って、本そのものはずいぶん昔にでている訳なんだけどね。)好きだからいいけど、嫌いな人は嫌いなんだろうなぁ、って文章で、展開する学園ミステリー、って言っていいのか?個人的な問題としては、どうしても登場人物の名前(特に読み方)が覚えられない。記号的に読むのでいいのだけど、時々音に変換するらしくて、脳内で、いちいち止まる。話が折れる。年取ったのかな?っておもってしまう。櫃内でヒツウチって。。。。。非通知?